多くのポーランド人はとても上手に英語を話します。 わたしが会ったプログラマは全員が英語を十分に使いこなしています。 ワルシャワの街を案内してくれたあるプログラマによると、彼の仕事はSlack上もビデオコールもポーランド人同士の会話もほとんど英語だそうです。
ポーランド人の英語は、日本人にとっては聞き取りやすいと思います。 高齢者の英語は巻き舌などのクセが強いことがありますが、プログラマをやっているような人たちはきれいな発音でしゃべります。
カンファレンスも英語
もちろん、Rubyのカンファレンスも全編が英語でした。 日本から招待されたわたしも英語で話しました。 いままで英語を使うことが必須になるような環境に身を置いたことがなかったので、ポーランドへ行くことが決まってから英語の練習をしました。
セッショントークのための準備はRubyKaigi2019についての記事に書きました。 万全とは言えないまでもそれなりの準備をしたので、つぎに不安なのが日常会話とトークセッションでの質疑応答やワークショップです。
結論を言うと、日常会話よりも技術上の会話のほうが簡単でした。 ドメイン知識の多寡が会話の容易さを決めるのだと思います。
ポーランドで働く?
そして、ポーランドにはプログラマを募集しているIT企業がたくさんあります。 Ruby on Railsを使える人ならいくらでも仕事がある、とカンファレンスのスポンサーの方がおっしゃっていました。
もしあなたがグローバルに(≒英語を使って)活躍するプログラマになりたいのであれば、ポーランドは候補地のひとつかもしれません。
- プログラマの仕事がたくさんある
- プログラマがリモートワークできる文化がある
- プログラマの仕事は英語だけでできる。ポーランド語が不要
(上記各項目についてはそのうち別の記事に詳しく書きます)
平均的な給与水準は東京より低そうですが、物価も安いので暮らせると思います。 移住するとなるとビザや健康保険など、ほかに考えなければならないことがたくさんありますし、それらについてはまったくわかりませんので調べてください。 ポーランドで成功すれば、アメリカ西海岸への足がかりになるかもしれませんね。 西海岸がポーランドよりよいかどうかももちろんわかりませんが。
写真は、ポーランドの名物料理「ピエロギ in ボルシチ」です。